2018年07月14日00時18分掲載 　無料記事
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国際

リトアニア、米と同盟強化　ロシアへの脅威に対抗

　６月１４日付のThe Washington Times紙は、リトアニアのカロブリス国防大臣が、ロシアの脅威に対抗するため米軍主導の任務を支援し、ヨーロッパの米軍駐留拡大を歓迎している発言したことを報じた。　
　同国は、米国との共同軍事演習やイラク・アフガニスタンへの派兵を行うなど同盟関係を強化している。カロブリス国防大臣は、米国とＮＡＴＯ諸国がバルト海での軍事プレゼンスを維持強化するべきだとして、ポーランドが米軍基地建設に２０憶ドル拠出の申し出をしたことを歓迎したと同紙は伝えている。トランプ政権はＮＡＴＯ加盟国に対し、２０２４年までに国内総生産（ＧＤＰ）の２％以上を国防に費やすよう求めている。　
　同紙によると、ロシアの脅威は２０１４年のクリミア半島合併、２０１６年の米大統領選を経て増大し、国境が近いバルト海諸国は対応に迫られているという。米軍は今月、リトアニアでＮＡＴＯ共同の軍事訓練を行った。　
　リトアニアは、ロシアからのサイバー攻撃やフェイクニュースなどＳＮＳを活用した攻撃を受け、カロブリス大臣はゲイであるとか、セクハラをしたなどの偽情報を流された。その他、テレビチャンネルや政府関係者の電子メールに攻撃があったと報告されている。米兵に関するフェイクニュースも存在し、米軍への信用低下を狙っているとロブリス国防大臣は同紙に語った。　
〔ＮＤ米紙ウィークリーニュース第１４６号（July 5, 2018）〕　
　
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