2018年07月22日00時24分掲載
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核・原子力
【たんぽぽ舎発】東海第二原発の20年運転延長を認めない」意見書を地方議会からあげよう 吉野信次
緊急のお願いです。「東海第二原発の20年運転延長を認めない」意見書を、日本原子力発電株式会社と政府、原子力規制委員会に提出していただくための「請願ないし陳情」を住んでいる自治体の議会に提出していただくことをお願いしたいと思います。野田市では「再稼働には反対である」ことを明記していただきました。
松戸市の場合、請願・陳情の締切日は8月22日です。多くの市議会が同じ頃だと思われます。松戸では、「3.11」後から被災者支援の取り組みと放射能汚染に対する行政への働きかけ、南相馬市の学校給食に野菜を届ける活動を継続してきた「東日本大震災被災者支援千葉西部ネット」の呼びかけで、請願を出すことを決め、請願に
賛同する署名活動を始めることにしました。
自分の住む自治体議会への請願・陳情をぜひ出すように、仲間たちと相談して大至急取り組んでいただけますか。
茨城県内ではほとんどの議会へ意見書を求める請願が出されていますが、千葉県内では、3月議会で我孫子市議会が、6月議会で銚子市議会が採択されているだけです。
5月に発足された「止めよう!東海第二原発 首都圏連絡会」では首都圏内で、総ての議会に意見書提出を求める「請願ないし陳情」の提出と議会対策を目指しています。
以下に貼り付けた「松戸で取り組む請願内容」を参考にしていただいても結構です。必ず請願ないし陳情を出しましょう。
この内容を可能な限り拡散していただけますか、よろしくお願いします。
請願内容
松戸市議会議長 深山能一様
東海第二原発の運転期間延長を行わないことを求める意見書に関する請願
【請願要旨】
昨年11月24日、日本原子力発電株式会社は、法律で定められた原発の運転期間40年制限を超えて、さらに20年の運転延長を原子力規制委員会に申請、本年7月4日、原子力規制委員会は、東海第二原発の設置変更を許可しました。
この東海第二原発で事故が起これば、僅か90kmしか離れていない松戸市は、周辺自治体とともに、福島第一原発の事故の時以上の甚大な被害を被ることは明らかです。
松戸市議会として、政府・原子力規制委員会に対して、東海第二原発の運転延長を認めず廃炉にするよう、廃炉後は、国が責任をもって原発に代わる地域経済振興策を行うよう、意見書の提出を求めます。
【請願理由】
原子炉等規制法では、原子炉の運転期間を40年と決めています。2011年3月に起きた東京電力福島第一原発事故は原因も不明で、事故収束の目処もたちませんが、東海第二原発も、東日本大震災と大津波で被災しています。
また、敷設ケーブルの半分は、新規制基準の定める『不燃ケーブル』に交換することが不可能です。さらに、わずか2.8kmの距離に核燃料再処理工場があり、停止してはいますが、多量の高レベル放射性廃棄物がそのまま残されています。同再処理工場には防潮堤すらなく、東海第二原発の事故との複合災害への備えがありません。
松戸市は福島第一原発事故により放射能汚染地域となり、放射能対策に多額の費用をかけていますが、東電からの賠償・補償は進んでいません。福島第二原発は廃炉が決まりましたが、より危険性の高い東海第二原発の運転延長は到底容認できません。
同じ放射能汚染地域の我孫子市議会では東海第二原発の運転延長を認めないことを求める意見書を政府および原子力規制委員会へ提出しております。
松戸市議会においても、本請願を採択され東海第二原発の運転延長を認めず廃炉にするよう、意見書を政府および原子力規制委員会へ提出されるよう求めます。地方自治法第124条の規定により上記のとおり請願いたします。
東日本大震災被災者支援千葉西部ネット
連絡先 〒271-0092松戸市松戸1879-24ほくとビル5F
Tel&Fax 047-360-6064 代表 永田研二
(吉野信次 東日本大震災被災者支援千葉西部ネット)
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