2018年08月29日23時10分掲載  無料記事
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国際

米・トルコ、関係悪化も シリアでは軍事協力

 8月6日付のThe Washington Times紙は、アメリカとトルコについて、両国の関係が悪化しているにもかかわらず、シリアにおいてはこれまでどおり軍事的に協力していると報じた。 
 トランプ政権とトルコのエルドアン政権は、この数年、イランやシリア、ロシアに関する政策などにおいて対立してきた。またトルコは、アメリカと同盟関係にあるクルド人勢力が、シリアにおいて力を強めていることを恐れており、NATO同盟国である両国はこの件で最も対立しているという。 
 にもかかわらず、米国務省のマニング氏によると、シリアにおける米・トルコ共同軍事作戦の計画は続行するとされている。 
 一方で、同紙は両国の軍事的協力には不安材料もあるという見解も紹介している。その見解では、2016年のクーデタ―に関与したとされる人物と関係を持っているという理由で、米国のブルンソン牧師がトルコで拘束されている件を不安材料として挙げている。 
 トルコは、非関税で米市場に輸出することをアメリカから認められているが、トランプ大統領は金曜日(8月3日)、この特恵供与を見直すとし、それもあって月曜日(8月6日)トルコリラは急落した。エルドアン大統領は米政府の措置に反発していると同紙は伝えている。 
〔ND米紙ウィークリーニュース第152号(August 24, 2018)〕 
 
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