2018年10月23日22時47分掲載
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中国
日本人がまたノーベル賞を受賞、その意味することは?
また日本人が自然科学部門でノーベル賞を受賞した。
スウェーデンのノーベル財団は10月1日、がんの免疫療法において多大な貢献を行ったことに対し、京都大学特別教授の本庶佑氏(76)と、米国のジェームズ・P・アリソンノーベル氏にノーベル生理学・医学賞を授与することを発表した。
21世紀に入り、ノーベル賞を受賞した日本の科学者は、米国籍の日系科学者を含めると合わせて18人になった。毎年、日本人1人がノーベル賞を受賞している計算になる。
よく調べると、毎年のように日本人がノーベル賞を受賞しているのは、日本が基礎研究を長期にわたって安定してサポートし、危機感を抱き、若い科学者の育成を重視してきたことと切っても切れない関係があることが分かる。基礎研究は通常、成果が出てからそれが高く評価されるまでにかなりの時間がかかる。
日本文部科学省が発表している統計によると、1940年代以降、世界のノーベル賞受賞者が受賞の根拠となる研究成果を得た平均年齢が37.1歳、実際に受賞した時の平均年齢が59歳で、研究成果を得てから受賞まで平均22年かかっている。
本庶氏も、70年代に免疫抗体の研究を初めて、1992年に免疫を担う細胞の表面にある「PD−1」というタンパク質を見つけたと発表し、それからノーベル賞受賞まで26年かかった。
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2018年10月前半 抜粋)〕
全文はこちら http://j.people.com.cn/n3/2018/1009/c94689-9506721.html
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