2018年11月16日23時27分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

316回 難民!?移民!?いや外国人労働者です

ノアの箱舟にあらずアベの箱舟? 
日本は「難民」「移民」の受け入れに対して 
とても冷たい国と言われてきました 
それが今、安倍首相のもと 
大転換がおこなわれようとしています 
入管法改正案です 
内向きな鎖国的国家と言われてきた日本 
それが急に国際化、外国人労働者をたくさん 
受け入れようとすることになったのは 
決して人道的な見地からではなく 
働き手を求めてのことです 
日本の少子高齢化は急速に進み 
労働力不足が深刻化 
人手が足りず倒産しかねない企業もでています 
かくて外国人労働者に頼らざるを得ない 
事態になっているのです 
難民、移民に対して高かった壁を低くし、 
開放していこうというのです 
だが、彼らは労働ロボットではありません 
生身の人間です 
当然、日本で働く際のいくつかの 
困難が予想されます 
今、国会でもこの問題の論議がされています 
人権意識の低い「民主主義国」日本です 
単なる労働力としてしか外国人を見ていないなら 
難しい問題が出てくるのは間違いありません 
拙速な決着をはかり彼らを 
非人間的な環境に追いやれば 
日本で働くことを拒否する外国人を 
増やしかねません 
彼らの人間的尊厳を認め、働き、暮らしやすいところに 
日本をしてこそ 
21世紀を日本は生き残ることができるのです。 


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