2019年01月07日22時57分掲載
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国際
米、ウクライナ上空を監視飛行
12月6日付のThe Washington Times紙は、米空軍機が同日、ウクライナ上空で監視飛行を行ったことを報じた。
米国防総省によると、この監視飛行は、11月25日に黒海上でウクライナ海軍とロシア海軍が衝突したことを受け、ウクライナへの連帯を示すために行われたものだという。監視に使われたのはOC−135偵察機で、武器を搭載せずに行われ、アメリカだけでなくカナダ、ドイツ、フランス、イギリス、ルーマニア、そしてウクライナの監視員を乗せて飛行した。
同紙によると、オープンスカイ(領空開放)条約の下では、軍事活動の透明性を高めることを目的に、加盟国の領空において非武装の航空機を使った監視活動の実施及びその受け入れの権利・責任が定められている。通常、航空機は事前に決められた機数のみ準備するが、2か国間が合意した場合、臨時で追加の航空機を手配することが可能とされ、今回のウクライナでの監視飛行はこの「臨時」のケースにあたるという。
国務省報道官のペイホン氏によると、ウクライナ軍から偵察機の要請があり、領有権が争われているウクライナ領土の視察をアメリカ側が応じたと同紙は伝えている。
〔ND米紙ウィークリーニュース第165号(December 30, 2018)〕
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