2019年04月10日23時16分掲載  無料記事
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中国

中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館のボランティア吉川淳子さん

 「ホール中央でライトに照らされている『犠牲者30万人』という文字が入った展示品は、犠牲者に対する追想を際立たせている。これは生存者の写真。左右に貼られているのは既に亡くなった生存者の白黒写真」と説明する吉川淳子さん(61)は、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館のホールに立ち、こうした歴史を蘇らせようとしているかのように、流ちょうな中国語で語った。 
 大阪出身の吉川さんは、小学6年の時に自分でラジオを組み立てたのをきっかけに、中国語と出会った。夜10時以降に電波にのって流れる中国語を聴いて、吉川さんは「シエシエ(ありがとう)」、「ニーハオ(こんにちは)」といった中国語を覚えたという。 
 3度目の中国訪問となった2009年、吉川さんは北京化工大学に入学し、さらに2011年には北京中医薬大学に入学して医学を学び始めた。同大学の学部を卒業し、修士課程も修了した後、吉川さんは南京にやって来た。 
 「昨年7月に南京に来た。ネットで中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館がボランティアを募集しているのを見て、応募した」と話す吉川さんは、中国語に精通しており、日本で近代史を専攻していたこともあり、主に史料の翻訳作業に携わり、時にはガイドを務めることもあるのだという。 
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2018年3月後半 抜粋)〕 
 
全文はこちら http://j.people.com.cn/n3/2019/0327/c94475-9561059.html 
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