2019年06月04日16時26分掲載
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関生反弾圧市民情報センター
警察・検察の暴走 関生・大津協組事件 裁判報告
6月3日、大津地裁で第5回公判があり、はじめて退廷者が出ました。工事を進めた工務店の証人が、あまりにも法令に無知。あきれた傍聴人が「それでようやってるわ」とブーイング。これを裁判官に「不規則発言」とされたものです。(労組つぶしは許さない 勝手連 しが)
午前の証人:工務店F氏
「住宅の工事現場に連帯の3人が来て、ひとりはビデオ・カメラを回していました。連帯の木下さんに道路使用許可証の提示を求められましたが、忘れていて持っていなかった。側溝に流された水(汚水)などを指摘されて、警察を呼んだり…。
それで工事が少し遅れました」
弁護側:反対尋問
「道路使用許可条件は守られていなかった。汚水のPHは12。これは産業廃棄物の対象です」
太田弁護人・再尋問
「(証人に)あなたは工事は止めましょうか、と言った。それに対して木下さんは、いいえ、作業はどんどん進めてください。と、言いましたね」
証人
「はい」
検察側:斉藤検事
急いで再尋問を求めて立つ。が、発言がしどろもどろで要領を得ず。
午後:意図(証言内容)のあいまいな検察側証人の後、問題の工事現場のビデオが1時間近く放映された。
一目瞭然とはこのことか。
生々しい現場のやり取り。警察調書とは対極的に、連帯員の口調は穏やかで、お願いします調。
木下氏「車検証を貼ってないんですヨ。このまま走ってもいいのか、わからんので警察を呼んでみます。
ここは私道なんで、道路使用許可を取ってあるのかどうかも…」
*第5回公判は、完全に弁護側がリード。
次回(第19回)湖東協組事件公判
とき/6月5日(水)10時〜5時
ところ/大津地裁 別館21号法廷
裁判官:今井輝幸
弁護側:永嶋靖久弁護士
出廷:武建一氏ら
☆傍聴を希望される方は、開廷の約1時間前に傍聴抽選の手続きをしてください。
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