2019年06月17日13時27分掲載 　無料記事
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遺伝子組み換え/ゲノム編集

スイス：遺伝子組み換え真菌耐性大麦の屋外試験栽培を承認

　スイス連邦政府環境庁はこのほど、チューリッヒ大学の真菌抵抗性遺伝子組み換え大麦の屋外試験栽培（１９年〜２３年秋）を承認したと発表した。同大学によれば小麦の真菌耐性遺伝子を組み込んだもので、さび病とうどんこ病菌への耐性を試験するという。スイスインフォが伝えた。（有機農業ニュースクリップ）　
　
　同大は大麦のほかに、同じ遺伝子を組み込んだ真菌耐性遺伝子組み換えトウモロコシも開発したとしている。　
　
　・swissinfo, 2019-6-13　
　　Switzerland gives green light to GM crop trial　
　　http://www.swissinfo.ch/eng/modified-barley_switzerland-gives-green-light-to-gm-crop-trial/45029716　
　
　・University of Zurich, 2019-1-29　
　　Wheat Resistance Gene also Protects Corn and Barley against Fungal Disease　
　　https://www.media.uzh.ch/en/Press-Releases/2019/field-trial-corn-barley.html　
　
　アルゼンチンで遺伝子組み換え小麦の商業栽培が始まったようであり、遺伝子組み換えのコメであるカロテン強化ゴールデンライスもバングラデッシュで栽培が始まるともいう。カリクスト社のゲノム編集小麦の商業栽培も近いと伝えられている。近い将来、遺伝子組み換えやゲノム編集の穀類が市場に出てきそうだ。一部は表示なしで流通する可能性もある。　
　
【関連記事】　
　・アルゼンチン　遺伝子組み換え小麦の商業栽培が始まるか　
　　http://organic-newsclip.info/log/2018/18110973-1.html　
　・米国カリクスト社、ゲノム編集大豆の商業栽培を開始　
　　http://organic-newsclip.info/log/2018/18040911-1.html　
　
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