2019年07月20日09時52分掲載  無料記事
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政治

面白かった国民民主党・玉木雄一郎氏の映像キャンペーン 

  国民民主党と言えば支持者が1%いるかいないか、という小政党。だが、意外と存在感がある。それを支えている要素は党首の玉木雄一郎氏だろう。今回の参院選の選挙戦で野党はそれぞれ地道な選挙戦をSNSを中心にアピールしてきたが、国民民主党・玉木氏の映像キャンペーンはユニークだった。 
 
  最初に僕が注目したのは玉木氏が遊説先へ向かう夜の高速道路のパーキングで、一人野球のピッチングのフォームをして体を動かしていた姿だった。何ということはない光景。だが、今まで選挙戦であまり見たことのない政党代表のシーンだ。その後も玉木氏が移動中の新幹線のデッキから語りかけたこともあった。今朝はJR浜松駅前に立って語っていた。 
 
  短い映像ながら、玉木氏の若々しさを印象付けるものだった。映像の背景はいずれも日本人にとってある種の懐かしさを掻き立てる場所である。名所旧跡ではない。単なる高速のパーキングエリアや新幹線のデッキなのだが、だからこそ見た人はそれぞれの昔の旅の思い出がよみがえり、その時の空気感と重なってくるのだ。JRの旅もののCMを見ているようなノスタルジックな情感が伴う。短い尺では通常の演説風景の映像よりも見る人の印象に残るものだった。 
 
 
 
■「野党に聞く」(3) 玉木雄一郎・国民民主党代表 2019.6.12  jnpc 
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