2019年07月28日01時37分掲載
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文化
イスタンブールの「悪い娘たち」 トルコの漫画家、ラミズ・エレール(Ramize Erer) さんがイスタンブールへ里帰り
トルコの漫画家、ラミズ・エレール( Ramize Erer 1963- )さんは2007年にパリに移住した。 エレールさんの代表作は「悪い娘たち」で、快楽主義的にふるまう娘たちの行状を描いたシリーズだ。素っ裸の娘が描かれたものもあった。といってもエロというよりおおらかな笑いだった。だが、トルコが年々保守化したため、エレールさんは娘を連れてパリに移り住む決意をしたのだ。エレールさんはパリでは漫画だけでなく、絵画も旺盛に描いてきた。彼女は絵画を描いても個性があり、才能があった。もともとイスタンブールの国立ミマール・スィナン芸術大学の出身である。
あれから12年の歳月が過ぎ、幼かった娘は今ではエレールさんも驚くほど漫画がうまくなった。昨年秋、エレールさんは娘を連れてイスタンブールに里帰りした。イスタンブールの空気は少し変わりつつあると言う。今年6月のイスタンブール市長選で政教分離を掲げる野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が当選した。
エレールさんが最近、描いた漫画を紹介しよう。
男「来いよ、もう一度やろうぜ」
娘「彼はセックスの事しか頭にない。
まるで飢えているみたい。
欲望はとどまることを知らないわ。
この人、間違いなく、結婚しているわね」
(漫画週刊誌「悪い娘たち(bayan yani)」に掲載)
※パリで画家として美術展を開いた時の映像
https://www.youtube.com/watch?v=IUvl-1wzv_A
■イスタンブールの「悪い娘たち」 トルコ出身の風刺漫画家、ラミズ・エレール(Ramize Erer) のおオシャレで奔放な世界
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