2019年08月10日13時49分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201908101349256
文化
ロバート・キャンベル氏「アートを通じて社会を考えたり意見を戦わせたり折り合いをつけようとする取り組みは芸術ではない。政治だ、だから公金は使うべきでないと主張する人がかなりいる事は今回よく分かった・・」
アメリカ人で日本文学研究者のロバート・キャンベル氏はあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の中止について、さらにツイッターでこう述べました。
ロバート・キャンベル氏 「アートを通じて社会を考えたり意見を戦わせたり折り合いをつけようとする取り組みは芸術ではない。政治だ、だから公金は使うべきでないと主張する人がかなりいる事は今回よく分かった。賛成できない表現をヘイトだと捉える人も。両主張は、根本から間違っていると私は思う。」
ロバート・キャンベル氏の言葉が示唆に富むのは、おそらく日本でこうした議論が公の場であまりなかったからだと思われます。もちろん、日本人の中でそうしたことを行ってきた人もいますが、大衆レベルで問いを突き付けられた経験は、今回が初めてのようにも感じられます。そうした時に、外国での経験とか知見が参考になることがわかります。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。