2019年09月07日17時35分掲載
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コラム
ウラジーミルと何をするつもりだ イザナミと北の島々
「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの、若人のために。そして、日本の、未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。」
安倍首相がプーチン大統領に語った言葉は、一見、ロシア革命後の革命詩人みたいな響きがある。だが、筆者には「古事記」の日本の島産みの伝説を思い出させた。北方の島々は二人で作った赤ちゃんだから、二人で一緒に育てようというような・・・。それはそれで結構なことだ。君たち二人でいい思い出を作ってくれ。
「古事記」では最初に女の神のイザナミが声をかけたために流産してしまう。男の神、イザナギが次は最初に声をかけたので無事に赤ちゃん(島)が生まれたという。日本の伝説では女が男に声をかけて誘ってはいかんことになっている。
武者小路龍児
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