2019年10月01日17時41分掲載
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検証・メディア
NHK放送局員は自局の問題を正しく処理してから、視聴者に受信料を求めよ 石原進NHK経営委員長は責任を取るべきだ
「みなさまのNHK」を自称するNHKは、昨年、かんぽ生命保険の不正販売を放送したクローズアップ現代+に対して、NHK経営委員会がNHK会長に圧力をかけ、番組の続編の放送を延期させたり、ネットから映像2つを削除するといった政治的圧力をかけていた、と毎日新聞で報道された。これは毎日新聞のスクープである。
この事件は報道チームへの政治的圧力事件であり、石原進NHK経営委員長は責任を取るべきだ。そして、また、NHKの1万人近い放送局員は制作部であれ、総務部であれ、重大な事態が内部で起きていたことに真摯に取り組み、再発防止を視聴者に約束するべきである。自分の足元に重大な問題があるとき、その放送局が果たして社会問題を本当に描けるだろうか。1本や2本、力作を放送しても、全体としてみれば必ず低迷しているはずだ。
自己の問題に向き合えない放送局が受信料を半ば強制的に徴収する、というのはあまりにも一方的である。良心を持つNHK放送局員はすぐにも、この問題を取り上げ、番組で説明すべきだろう。さらにこのことがNHK経営委員会の議事録に記載されず、秘密裏に行われていたことも大きな問題であり、それはつまり、圧力行為だと自ら認識していたことを示すものである。
※NHK報道巡り異例「注意」 経営委、郵政抗議受け かんぽ不正、続編延期(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20190926/k00/00m/040/002000c
※NHK経営委、会長注意記録せず「議題ではない」 (佐賀新聞)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/434146
南田望洋
※麻生副総理に原発マネー
九電と関係の深い企業から3年間で献金192万円(赤旗 2014年)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-27/2014072701_05_1.html
「麻生氏一族と九電との関係は深いものがあります。・・・・(麻生)泰氏は、18日夜には、貫正義九電会長、石原進JR九州相談役らとともに、福岡市を訪れた安倍首相と博多の料亭で会食、川内原発の早期再稼働を要請、首相から「川内はなんとかしますよ」という“答弁”を引き出しています。」
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