2019年10月11日17時28分掲載  無料記事
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農と食

埼玉県横瀬町 ネオニコ規制強化を求める意見書を全会一致で採択

 埼玉県横瀬町議会は2019年3月、「生態系への影響が指摘されているネオニコチノイド系農薬の規制を求める意見書の提出を求める請願」を受けて、ミツバチの大量死に関する徹底調査や、ネオニコチノイド系農薬の生態系や人の健康への影響調査の実施、ネオニコ系農薬の使用規制強化、残留農薬基準値の見直しなどを求める意見書を全会一致で採択し、国へ御意見書を提出した。(有機農業ニュースクリップ) 
 
 横瀬町議会の提出した意見書の要請項目は次の3つ。 
1 ミツバチの大量死に関して、原因究明のための徹底した調査およびネオニコチノイド系農薬による影響に関する調査を行うと。 
2 ネオニコチノイド系農薬の生態系や人の健康に与える影響についての調査を行うこと。 
3 ネオニコチノイド系農薬の使用規制、および食品への残留農薬基準を見直し、強化を進めること。 
 
 意見書では、日本のネオニコチノイド系農薬の使用規制や食品の残留基準値が、EUなどと比べて非常に緩いことを指摘し、予防原則に則って使用規制の強化や、残留基準値を厳しくするように求めている。 
 
 ・横瀬町, 2019-3 
  会議録 
  http://www.town.yokoze.saitama.jp/soshiki/gikai/documents/kaigiroku31.3.pdf#page=228 
 
 これまでに、横瀬町を含め全国で9市町議会が、地方自治法99条にもとづくネオニコチノイド系農薬の規制強化を求める意見書を提出している。 
 
  2014年 埼玉県嵐山町 
  2018年 埼玉県久喜市、東京都小金井市 
      埼玉県吉川市、埼玉県秩父市、 
      東京都三鷹市、埼玉県小鹿野町 
  2019年 埼玉県横瀬町、長野県千曲市 


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