2019年11月16日23時24分掲載
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政治
石破氏は自民党を割って出よ
安倍首相に対抗して総裁選に出たために冷や飯を食わされている自民党の石破氏は、もはやかつての自民党は存在しないと見切りをつけて自民党を割って出るべきではないか。自民党はこれから没落するのだから。
自民党が没落する理由は小泉政権と安倍政権の2大長期政権で総裁に抵抗する議員は容赦なく切り捨て、党内の自由な言論が委縮し、多彩で寛容だったかつての保守政党としての魅力を失ったことにある。思想的にもやせ細り、やっていることはせこいことばかりだ。魅力があるとしたら自民党議員にとってこれまで選挙で当選しやすかったというこれまでの歴史だけ。しかし、今後、安倍首相の実績は経済、外交、内政すべて冷徹に国民の前で清算されることになる。北方領土は島1つでも帰ってきたのだろうか。アベノミクスで経済は大成功したのだろうか?国際競争力はどうか?・・・・どれをとっても日本の凋落が隠せない。日本を取り戻す、というのは空しい標語に過ぎなかった。プーチン大統領やトランプ大統領と並んだ安倍首相の卑屈さはどうか。あのような首相を目にした子供たちは、日本人としての誇りを持つことは二度とできないだろう。落ち目になった政権にはもう良い材料は何一つないと言って過言ではない。次の選挙では間違いなく自民党に厳しい風が吹く。
それでも、もはや自民党で石破氏がリーダーになれる土壌は残っていない。未練を捨てて、潔く立つ時だ。
南田望洋
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