2019年11月23日15時47分掲載  無料記事
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反戦・平和

「DSEI JAPAN」主催者の浅利眞が入場者を強制排除の暴挙!

 11月18日から3日間の日程で開催された千葉県・幕張メッセでの「DSEI Japan2019」。「日本初の防衛・セキュリティ総合展示会」と銘打たれてる同展示会には、地元千葉県をはじめとする多くの市民が反対している(本紙既報)。そんな武器見本市の会場で、武器輸入に反対する市民運動を繰り広げている市民運動家が、強引に会場から排除される事件があった。その模様を当事者の「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」の杉原浩司さんがFacebookで報告しているので、紹介する。(大野和興) 
 
 
「DSEI JAPAN」主催者の浅利眞が入場者を強制排除の暴挙! 
杉原 浩司 
 
 11月20日、幕張メッセでの武器見本市「DSEI JAPAN」最終日。初日に続いて入場し、武器展示を見ていると、突然、日本側主催者である浅利眞「クライシス・インテリジェンス」代表取締役が、「あなたを入れるわけにはいかない。退去しろ」と恫喝してきました。 
 
 私は、「千葉県営の公共施設での武器展示を市民がチェックするのは当然の権利。恣意的な排除は許されない。排除する根拠を示せ。あなたはイエメンの子どもを殺している"死の商人"の共犯者だ。恥を知れ」と反論しました。 
浅利は「説明責任はない」「見解の相違だ」と居直り、警備員を動員して、私を暴力的に会場の外へと排除しました。 
 
 浅利眞は、陸上自衛官出身で元防衛省経理装備局装備政策課長。「死の商人」の共犯者に堕した最悪の元防衛官僚です。彼は『軍事研究』10月号のインタビュー記事で、「高水準の防衛生産基盤を持っているアジア唯一の国、しかも装備移転が可能になった日本は諸外国の防衛メーカーから見て計り知れない可能性を秘めていて、DSEI japanがアジアにおけるネットワーキングの拠点となっていく事が期待されている」と述べたうえで、「(DSEI JAPANの)成功の暁には更に専門的かつユニークな展示会も立ち上げ、日本を防衛交流の拠点とし、世界中の関係者を日本に集める」と前のめりの発言を行っています。 
 
 既に、会場では、2021年5月19日〜21日に幕張メッセで再び「DSEI JAPAN」を開催することが予告されていました。こうした「武器取引フィクサー」の台頭を許すわけにはいきません。 


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