2020年02月02日17時49分掲載
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コラム
なぜ財界人はこの期に及んでも安倍首相の辞職を求めないか
フランスに留学してのちフランスで暮らしてきた実業家の日本人から、貴重なご意見をいただいたのですが、それは国会で安倍首相らの見苦しい事態が続いてきたにも関わらず、日本の経営者・財界人たちが安倍首相に辞職を勧告しない、ということでした。海外から日本を見た時に異様な事態だと言います。
左翼の闘士とか、あるいは野党が安倍首相退陣を求めているのは当然だとして、問題はむしろ日本の資本主義を率いているはずの財界人が不正に改ざんされた国の統計やら、公文書の改竄や隠蔽、破棄など、かつてのソ連や東欧を思わせる杜撰な管理・隠蔽体制に国家が陥っているにも関わらず、ほとんど反対の声を挙げていないことにあると言うのです。
「安倍政権のおかげで税金が得だから黙っているのでしょうかねえ」
その方は、日本の財界人の下落したエートスを嘆きました。財界人が自民党を支持していたとしてももちろん自由ですが、安倍政権の日本が近代国家としては三等国に陥る事態を招いており、日本国の信用は日々落ちています。
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