2020年02月20日17時44分掲載
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コラム
アメリカの大富豪に新聞社設立資金をカンパしてもらったらどうか
アメリカの民主党大統領候補予備選に出馬しているマイケル・ブルームバーグ氏には1983年生まれの娘さんがおり、彼女は馬術に通じ馬術チームをニューヨークで持っているとの情報がウイキペディアに出ていますが、それよりも目を引くのはフィランソロピストという肩書きでしょう。これは公共の善のためにコミットする活動家です。彼女のホームページによると主に動物愛護活動に関心があるようですが、人間もまた動物です。スウィフトの風刺小説「ガリバー旅行記」では性格の悪いサルたちに支配された善良な生き物は「馬」として描かれていました。
歴史的に振り返れば、フィランソロピストは、たとえば奴隷制反対みたいな運動に加担していました。人間虐待のファシズムに対する闘いもまた同じでしょう。ブルームバーグ氏の娘さんに限らず、アメリカには富裕層やフィランソロピストが存在するのですから、その資金の一部を投じて頂いて〜1億円くらい〜日本で新聞社を設立できないものでしょうか。記者10人、営業・会計・雑務担当10人くらいです。日本の富裕層よりもアメリカの富裕層の方が、行動力に期待できる気がします。いや、本当は国産のフィランソロピストが出してくださればよいのですが。
※GEORGINA BLOOMBERG氏のウェブサイト
http://georginabloomberg.com/
武者小路龍児
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