2020年05月13日15時48分掲載
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政治
ミッテラン大統領の記者会見 1985年11月 外国人を含む400人のジャーナリストを前にしたフランス大統領の記者会見は
フランスのInaがミッテラン大統領の記者会見の映像を公開しています。ミッテラン大統領と言えば社会党の大統領で当時、任期が7年だったため、再選を含め1981年から合計14年間、行政府のリーダーシップを取りました。この映像は1985年に行われたもの。内政、経済、社会、外交について語ります。最初に10分ほどの簡単なスピーチを行った後、記者たちの質問も行われます。約400人の記者が詰めかけ、外国人の記者も参加しています。映像は1時間56分。場所はエリゼ宮です。
https://www.ina.fr/video/CAB85110696
1985年11月は一期目の途中にあたります。1981年に執務を始めたミッテラン大統領の政策は金融機関や基幹産業などの国有化を含む社会主義的政策を取ったことが起因してインフレ率や失業率が増加し、翌年には穏健な中道左派路線へと転換しました。この記者会見は1986年に控えた国会議員選挙の4か月前に行われたもの。翌年社会党は国会議員選挙で大敗します。1986年、右派のシラク首相が率いる内閣と左派の大統領が協働する保革連立政権が生まれました。しかし、1988年にミッテラン大統領は再選を果たし、欧州連合の誕生へとを歩みを進めていきます。
この記者会見では国有化と脱国有化に関する質問が多く、特に民放TV局の記者たちによる放送局への政策に関する質問も出ました。また、絡んで公共の教育テレビ放送である第五チャンネル（フランス５）の設立に関する質問も出ています。ミッテラン大統領はドゴール大統領の時と同様に、同様の質問のある人は今、質問してくれと言ってできるだけ多くの声を反映させつつ、同時に、それらの質問に対してまとめて効率的に回答しています。印象深いのはミッテラン大統領が自分の言葉で自分の思考を語っていることです。
■ドゴール大統領の記者会見
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■オバマ大統領の記者会見 米財政破綻の危機に臨んで（2013年10月）
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