2020年05月21日13時00分掲載
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関生反弾圧市民情報センター
新型コロナ感染から二人の命を救え! 異常な長期拘留でいのちの危機にある関西生コン労組武委員長らの早期釈放を求め行動
戦後最大の労働弾圧といわれる連帯労組関西生コン支部への弾圧で逮捕されている同支部の武委員長と湯川副委員長の勾留はすでに600日を超えました。典型的な三密である拘置所ではコロナ感染の危険性があり、現に武委員長が拘留されている大阪拘置所では刑務官をはじめとする多数の感染者を出しています。二人、特に高齢で基礎疾患を持つ武委員長は生命の危険さえ危惧される状況です。異常な長期拘留は、まさに国家による殺人行為とさえいえます。現地関西では労働組合員と支援組織により、京都地裁前で5月19日から29日まで、「新型コロナ感染から二人の命を救え!」を掲げ、早期釈放を求める連続行動が行われています。また併行して釈放を求める手紙やFAXによる行動を支援団体は呼びかけています。(大野和興)
武帰委員長、湯川副委員長が逮捕されたのは2018年8月で、そのまま再逮捕を繰り返しながらすでに2年近く拘留されていることになります。逮捕理由は当たり前の労働組合活動に「威力業務妨害」などといった罪名をかぶせたもので、政治的弾圧に他なりません。その上に、長期拘留によって自白を強いる「人質司法」が強行されているのです。
これは国連人権理事会をはじめとし
てさまざまな国際機関で「人権侵害」とされているものです。
しかも大津地裁や大阪地裁はすでに保釈を認めているにもかかわらず、京都地裁のみが長期の勾留に固執しています。また公判もコロナ対応を理由に延期が続いています。これは迅速な裁判を受ける権利を無視したものです。
支援グループは京都地方裁判所所長あての早期釈放を求める手紙・ハガキやメール、ファックス、ツイッターを出してほしいと求めています。京都地裁の住所は下記です。
〒604-8550 京都府京都市中京区菊屋町 京都地方裁判所
また「#関西生コン」のハッシュタグをつけてtwitterでの拡散もしてほしいとしています。
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