2020年06月06日22時16分掲載
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コラム
リベラシオンにウイレムあり トランプ大統領と聖書の巻
フランスで健筆をふるっている風刺漫画家のウイレムが、今回の白人警官による黒人殺害の後のトランプ大統領を風刺の対象にした。掲載媒体はリベラシオン紙です。
漫画は4つのコマになっていて、最初の1コマ目と4コマ目が大きく、2コマ目と3コマ目は小さい。1コマ目はメディアと群衆の前で聖書を高々と掲げるトランプ大統領。2コマ目と3コマ目は聖書で黒人をぶっ叩いている大統領。4コマ目はトイレで尻を聖書で拭いている大統領。
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さすが、よくここまで描いたものです。脱帽です。聖書で尻を拭く絵など、キリスト教を冒涜する漫画と思う人がいるかもしれませんが、キリスト教を冒涜しているのはトランプ大統領であるというメッセージの漫画です。
ご存知の通り、トランプ大統領は首都のワシントンDCで殺人に抗議していたデモ隊を排除した後、教会の前で聖書を掲げ、さらに教会で妻と記念写真を撮影したことで、教会を政治利用しているという批判がキリスト教会の司教たちからも上がっているのです。
しかし、アメリカにはキリスト教原理主義の人々が多数存在して政治力を持っていますから、キリスト教会を訪ねる、というパフォーマンスも大統領再選に向けたアピールに外なりません。
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