2020年06月13日18時41分掲載  無料記事
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政治

エジプトと元防衛大臣の小池氏  過去には「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうる」

 4年前の都知事選のとき、赤旗が報じたのは小池氏の過去のこんな発言だった。「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうる」また福島原発事故直後には「稼働中の原発は運転を」と述べていたという。小池氏は2016年の都知事選では「希望への道」しるべとして12のゼロを掲げ、その筆頭に「原発ゼロ」を記している。赤旗の記事は、その検証として過去の小池氏の言動を振り返ったものだ。小池氏は原発ゼロに向けてこの4年間、何をしてきたのだろうか。 
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-28/2016072802_04_1.html 
  小池氏と言えば小泉内閣時代の元・環境大臣の印象が強いが、第一次安倍内閣では防衛大臣をつとめていた。小池氏の学歴詐称疑惑に関する報道で、エジプトに詳しくカイロ大学で学んだ経験もある浅川芳裕氏は小池氏の家族が非常に恩義を受けたエジプトの有力者(※)は歴代エジプトの軍事独裁政権の影の実力者だと語っている。小池氏に便宜を図ったのと引き換えに、小池氏から相応の見返りを期待しているのではないか、という憶測もあるようだ。ではそれはいったい何か。 
 
  イランが原子力発電の開発をしていることで、イスラム教でも対立宗派のサウジアラビアやエジプトも原子力発電を強く望んでいる。表向きは平和利用だが、核武装も視野に入っているだろう。エジプトにはロシアの原子炉4基を導入する建設計画があり予定通りなら着工間近ということになる。 
 
 
※カイロ大「小池氏は卒業生」声明の正しい読み解き方 
都知事選を前にエジプト軍閥が切った外交カード(JBPressの浅川芳裕氏へのインタビュー) 
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60884 
 
 
 
武者小路龍児 


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