2020年06月25日13時44分掲載
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コラム
都知事選報道 都知事が街に出なかったら?
東京都知事選で現職の小池都知事が街頭演説をしないためにその映像が撮影できず、そのため公平性を期するためにTVの選挙報道全体が短くなり結果として現職の都知事に有利に運ぶ・・・という書き込みをツイッターで多数見かけます。
しかし、現職が街に出ないなら、放送局は公平性を担保するために都知事時代の過去の言動とか検証を盛り込んだら良いのではないのでしょうか?どんな形であれ、やりようはいくらでもあるはずです。都知事が街に出ないから報道ができない、というのはあまりにも知恵がありません。TV媒体の特徴は臨機応変さ、柔軟さにあったはずです。もしそんなにまで硬直しているなら、TVの未来はないと言ってよいでしょう。あるいはすでに総務大臣の「電波停止」の恫喝で萎縮しているのです。少なくとも、市民からまずそんな「常識」を疑ってみませんか。外国では討論会を逃げ回る候補者は臆病者と見なされます。放送局はそういう描き方をすればよいのです。
東野恭平
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