2020年07月15日18時09分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=202007151809523

憲法

コロナ禍の中で改憲反対の取組を〜総がかり行動などがアピール

コロナ禍により、様々な制約がかかる中でも継続的に取り組まなくてならない運動がある。「敵基地先制攻撃」を可能とし、専守防衛からの転換を図る動きが顕在化してきた中だからこそ、日本国憲法を守り、改憲反対を訴え続けることの重要性には些かの変化もないはずだ。 
「安倍9条改憲NO!全国市民アクション 」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」による「改憲発議反対全国緊急署名」継続の呼びかけを以下に掲載する。 
 
 
「改憲発議反対全国緊急署名」の継続で、安倍9条改憲に終止符を! 
─コロナ禍のもと、工夫と努力の全国の活動に連帯し学びあって─ 
 
2020年7月15日 
安倍9条改憲NO!全国市民アクション 
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 
 
「安倍9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名」は継続しています。署名運 動をさらに強めましょう。秋以降の国会に提出し、安倍政権の改憲の野望にピリオドを打ち、あらゆる改憲を許さない世論をつくりましょう。 
「改憲発議に反対する全国緊急署名」運動は、コロナ禍の中で、街頭でも地域でも職場で も、「3密」に配慮し、フィジカル(物理的)ディスタンスを確保するなどさまざまな工夫 と努力をこらした多様な活動が全国各地で繰り広げられています。また休止状態から再開・ 回復して活動を展開しているところも次つぎとあらわれています。各地で、署名と結んで憲法をコロナ対策に生かせと運動しているところも生まれています。こうした署名運動の全 国各地の経験や決意を学びあい、連帯しあって継続して取り組むことを呼びかけます。 
 
安倍改憲に反対するみなさん 
2017年5月、安倍首相が9条改憲の号令をかけ、翌年には自民党が4項目の改憲案を 決めました。安倍首相はことあるごとに改憲の意欲を語り、最近では橋下徹氏のネット番組 で「自民党総裁の任期は1年3カ月ある。何とか任期中に国民投票までいきたい」と述べる (6月20日)など、いまだに発議の執念を示しています。改憲勢力は、安倍首相に呼応し て憲法審査会を開催し、改憲の道筋をつけようとしました。ところが市民と野党の共闘で、 6月17日に終わった通常国会まで5つの国会を経ても改憲案の提示はおろか、改憲の呼 び水である与党提出の国民投票法「改正」案の審議すらも許しませんでした。 
これは、憲法「改正」問題は緊急の政治課題ではないという広範な世論が、コロナ禍のもとで「なぜ今改憲を急ぐのか」「コロナに乗じた改憲などおかしい」と、一層高まったこと を背景にしています。そして、「改憲発議反対署名」は、6月に閉会した通常国会で27万 人分を提出し、「3000万人署名」はこれまでの累計で1010万人分を提出しました。 これらの署名運動が安倍首相や改憲勢力の思いどおりにさせなかったのです。 
 
安倍改憲に反対するみなさん 
憲法を生かしてこそ、コロナ危機から私たちの命と暮らしが守られることも、9条に反し、 税金の浪費に他ならない武器の爆買いがコロナ対策にならないことも、そして声をあげて こそコロナ対策に要求が反映されることなど、日々の実体験で確信してきました。 
「安倍9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名」を継続して取り組み、秋以降の国会への提出をめざしましょう。 
安倍改憲に痛打を与え、自民党が検討を開始した「敵基地攻撃能力の保有」が、憲法違反であり、これまでの9条解釈をも投げ捨てた到底許されない解釈改憲の極みであることを 明らかにしましょう。来るべき衆議院総選挙で野党の勝利に貢献し、安倍政権による改憲発議の策動に審判を下そうではありませんか。 
 
http://kaikenno.com/?p=1218 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。