2020年07月23日17時39分掲載  無料記事
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コラム

ポテトサラダに再度挑戦しました  今回はジャガイモだけで作ってみました

  ポテトサラダは誰が作るべきなのかというポテサラ論争が発端となって、生まれて初めてポテトサラダを前回作ってみました。しかし、前に書きました通り、自己採点でも100点満点の50点という有様で、お世辞にもうまいとは言えないものになってしまいました。その反省点は調味料や食材のバランスがよくないことでした。ジャガイモやキュウリやニンジンや玉ねぎ、茹で卵の割合はどうすべきか。酢とマヨネーズの割合はどうなのか? 
 
  そういったことに不慣れだったため、スーパーでポテトサラダを買って研究したりしました。今までなら、ただ単に食べるだけだったのですが、自分で作って失敗したりすると、なんということのない惣菜でも見方が全然違ってきますね。スーパーで買ったポテトサラダには茹で卵は入っていませんでした。ニンジンはどうも茹でて使っているらしく、かなり柔らかくなっています。そして、味付けはさすがに程よく美味しくなっています。特別の名店でもなんでもありませんが、まさにポテトサラダの味がします。やはり、プロは大したものです。とはいえ、ジャガイモの脇役に使用する食材もいろいろで、いろんなレシピがあって、一筋縄ではいきませんね。 
 
  こんな風に試行錯誤していると、前回もホークを使ってジャガイモがつぶせることを教えてくださったフランス料理の原田理シェフ(※)が今度も知恵を授けてくださったのです。 
 
原田理シェフ 
 「最高のポテトサラダは茹でたての皮を剥いたじゃがいもを、フォーク背で荒く潰し、耳かき一杯のすりおろしニンニクと塩コショウとマヨネーズで和えるだけで良いのです。仕上げにオリーブ油をひとたらしすれば、最高のワインの共になります。」 
 
  私のポテトサラダ作りの第二ラウンドはこの言葉とともに始まりました。まずこのアドバイスの最大の特徴は、キュウリとか、ニンジンとか、茹で卵とか、玉ねぎといった野菜は一切使わず、ジャガイモだけで作るということにあります。とにかく、究極のポテトサラダです。ポテトで始まり、ポテトで終わる。そして酢は使わない。調味料はすりおろしニンニク、塩コショウ、マヨネーズ、そしてオリーブオイル。 
 
  実際に作ってみると、ジャガイモのうまさが倍増して感じられましたので、自己評価は75点です。とはいえ、塩とニンニクが多すぎたのが災いして、多少、味付けのバランスに課題が残りました。とはいえ、ジャガイモだけの基本形を学んだことは大きな自信となりました。 
 
 
※原田理シェフはフランス料理のシェフでコラムも寄稿いただいています。現在、長野県の観光ホテルの総料理長をしています。 
 
■「嬬恋村のフランス料理」4 ほのぼのローストチキン 原田理(フランス料理シェフ) 
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■「嬬恋村のフランス料理」5 衝撃的なフォワグラ 原田理(フランス料理シェフ) 
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■リゾートホテル蓼科の高原キッチンで 1  原田理(フランス料理シェフ) 
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村上良太 
 
 
 
■話題になっているポテトサラダを作ってみた 
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