2020年08月19日11時40分掲載
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農と食
メキシコ 段階的グリホサートの禁止を大統領が表明 政府内の反対の声を抑える
メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領はこのほど、任期である24年後半までにグリホサートを段階的に禁止すると言明したとロイターが伝えた。グリホサートの段階的禁止については、環境天然資源省が今年6月、24年までに禁止を表明していたが、農業省が異議を唱え政府内で紛糾していたといい、こうした反対を抑えたことになる。この大統領の表明により、メキシコのグリホサート禁止はほぼ確定的となった模様だが、取締機関のサボタージュがあれば骨抜きとなる。(有機農業ニュースクリップ)
環境天然資源省の6月の声明で、同省再生可能天然資源局長のアデリタ・サン・ビセンテ・テッロ博士は、「生産性を超えて人と環境の健康がある」とヒトと環境が優先されるとの立場を強調していた。メキシコは昨年11月、1千トンのグリホサートの輸入にストップをかけている。
・Reuters, 2020-8-13
Mexico to phase out use of herbicide glyphosate
https://www.reuters.com/article/us-mexico-herbicide/mexico-to-phase-out-use-of-herbicide-glyphosate-idUSKCN25902N
【関連記事】
・メキシコ 24年までにグリホサート段階的禁止へ
http://organic-newsclip.info/log/2020/20061043-1.html
・メキシコ:予防原則でグリホサート輸入をストップ
http://organic-newsclip.info/log/2019/19111022-2.html
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