2020年09月08日15時53分掲載
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コラム
次の都知事選への「運動」は?
都知事選の選挙運動の終盤、野党共闘の宇都宮候補の陣営は勝ち負けではなく、この選挙を1つの「運動」だと考えていると語って、だからこそ(たとえ負けるとしても)投票に行ってください、と大々的に呼びかけていました。筆者はあらかじめ敗色が濃厚な選挙に、投票率を上げるためだけにいったいどれだけの人がその声を理解していくのだろうか、と危惧しましたが、小池現職候補圧勝報道の中でも投票率自体は最低というわけではありませんでした。運動という言葉に期待して出かけて行った都民の方も多数いたのではないかと思います。その声は一定数届いたのではないかと思うのです。
ですから、この選挙は「運動」だと言った宇都宮氏も、宇都宮選挙陣営の方々も有権者に約束した「運動」を4年後までいったいどういうものと考えて、どう展開していくのか、皮肉ではなく、注目しています。それがその言葉を信じてあの日、投票所に足を運んだ有権者の人々への約束だから。選挙を一時の風ではなく、長い道のりの運動と見て、そのために小さな努力を重ねる、というのは政治の原点でしょう。
※「宇都宮健児・希望のまち東京をつくるる会」のウェブサイト
http://utsunomiyakenji.com/
ここに宇都宮氏の近況報告が掲載されています。
武者小路龍児
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