2020年10月02日21時11分掲載
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米国
米大統領選 1回目のトランプ V.S. バイデンのTV討論
1回目の米大統領選のディベートがクリーブランドで9月29日に行われました。4年前とトランプ大統領の雰囲気はまったく異なります。最高裁判事の任命、COVID-19への対処、経済、人種差別問題などについて、最初に双方が2分ずつ自説を語ったあと、討論に入ります。司会はFOXニュースのクリス・ウォレス(Chris Wallace)氏。父親のマイク・ウォレスともどもTVの司会で活躍してきたジャーナリストです。FOXニュースと言えば保守派、共和党派のメディアですがクリス・ウォレス氏のキャリアを見ると、新聞を始め、様々なメディアを経てきたことがわかります。
今回の討論が前回のヒラリー・クリントン候補の時と異なるのはトランプ現職大統領の金持ち優遇の政策は視聴者にわかっていて、もうリベラル的あるいは左派的なアピールはできなくなったことです。前回はヒラリー・クリントン候補のようなエスタブリッシュメントに対して庶民の味方、という売り方をしましたが、今回はもうそういう雰囲気を醸すことはできなくなっています。
トランプ大統領は盛んにバイデン候補の話に介入して、話をじっくり聞かせない作戦のように見えます。極めて視聴者が聞きづらい状態です。バイデン氏は「黙ってくれませんか」とまで言いました。
2回目の討論は10月15日の予定ですが、トランプ大統領のCOVID-19の感染で変化が出るかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=yW8nIA33-zY
(映像リンクはWSJ)
※クリス・ウォレス氏のインタビュー集.報道集(FOX)
https://www.foxnews.com/person/w/chris-wallace
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