2020年10月06日21時26分掲載
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政治
菅政権の学術会議権力介入に日本映像学会が緊急声明
日本映像学会が、日本学術会議会員推薦者の任命拒否に関する抗議声明を出しました。「菅首相による今般の任命の拒否は学問の自由を侵害するおそれのある明らかな政治的介入です」と声明は述べています。(大野和興)
日本映像学会の緊急声明
2020年10月5日
【日本学術会議会員推薦者の任命拒否に関する抗議声明】
日本映像学会
会長 斉藤綾子
日本学術会議の山極壽一前会長は、10月1日開催の同会議総会において、同会議が推薦した新会員のうち6名が菅義偉首相により任命を拒否されたことを明らかにしました。同会議の協力学術研究団体である本学会も、改選にあたっては同会議の推薦に基づき首相が任命することが従来的な憲法解釈による慣例であり、学問の自由の立場から当然だと考えます。
しかし、菅首相による今般の任命の拒否は学問の自由を侵害するおそれのある明らかな政治的介入です。
日本映像学会理事会は任命を拒否した菅義偉首相に強く抗議を表明し、日本学術会議が要望する任命拒否の理由の開示と任命拒否された6名の新会員の速やかなる任命を強く求めます。
以上
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