2020年12月21日09時23分掲載
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人類の当面する基本問題
(34)Covid-19感染者数の不透明性 WHOの発表 落合栄一郎
先頃から、この欄で、何回かにわたって、現在のPCR検査によるCovid-19感染者数には、疑問が多い;おそらく、かなりの擬陽性率があるだろうと議論した(注1)。それは、多くの科学者・医師達の意見発表と、筆者自身の化学的観点からの疑問に基づいていた。このことはパンデミックとされた初期から問題視されていたのだが、WHOは無視し、したがって通常の、そうした公の仕方に基づく(見掛け上の)データのみに基づいて、パンデミックを煽りつづけてきた。そのためのロックダウン政策、経済への影響その他様々な影響は、このウイルスの感染力によると市民は納得させられてきた。
ようやく、こうした問題点についてWHOが現行のRT-PCR検査について、過剰陽性(擬陽性)を齎す可能性があるので、検査を慎重にするようにという警告を出した(2020年12月14日:注2)。その発表は、しかしあまり明確な論ではなく、中心の議論は、Ct(複製数)が多すぎないようにということの指摘に留まる。
このWHOの発表は通常の報道機関で報道されたかどうか、確認していないが、パンデミックの恐怖に脅かされ、ワクチン・ワクチン待望(そして異例の急造と急承認)の雰囲気は解消しないでしょう。WHO発表は遅すぎた。
(注1)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202010220837044;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011090954401;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011171103272;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011281557466;http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202012061730390
(注2)https://www.who.int/news/item/14-12-2020-who-information-notice-for-ivd-users
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