2021年05月06日12時49分掲載
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医療/健康
WHO、先進各国にコロナワクチン寄付を呼びかけ 「ワクチンの公平な配分を」
WHOは5月初め、中低所得国へのワクチンの公平な配布を確保するための取り組みであるCOVAX(注)プログラムのギャップを埋めるために、2,000万回分の寄付を各国に緊急に呼びかけた。(日刊ベリタ編集部)
WHOのテドロス事務局長のシニアアドバイザーであるブルース・アイルワード医学博士は、COVAXはこれまでに約2,000万回分を配布しており、これは医療従事者や高リスクグループの初回投与量として使用されている、と述べた。
WHOによると、これまでのところ、少数の国が寄付を発表しており、スウェーデンが最初の寄付国だった。
声明の中で、WHOは、100万回分を共有するというスウェーデンの発表を歓迎した。テドロス氏は、「スウェーデンの寛大な支援は、世界が最も必要としている時期に行われるため、非常にタイムリーである」と述べた。
WHOの関係者は、フランス、ニュージーランド、ノルウェーも寄付を発表したと述べた。
(注)▼COVAX 新型コロナウイルスワクチンを共同購入し途上国などに分配する国際的な枠組みで、2020年に発足した。世界保健機関(WHO)が主導し、途上国へのワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」や感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)などと連携して取り組んでいる。高・中所得国は、拠出金をCOVAXに支払い、拠出金は開発や製造設備の整備に使われる。
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