2021年06月12日12時24分掲載
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橋本勝21世紀風刺画日記
363回 お年寄りたちの上の青空が暗く重くのしかかる
今回、75歳以上の老人の医療費の負担が
引き上げられることになった
200万円以上の年収がある高齢者の医療費の負担が
1割から2割になるのである
これは79歳の売れない漫画家である私にとっても
切実にして深刻な問題である、
長寿国である日本の財政にとっては仕方がないとはいえるが
年寄りは病気とともに生きるしかないから
医療費という出費はできるだけ抑えたいのである
だから医療をなるべく受けないようにする老人が
出てくるかもしれない
それによりお年寄りの寿命が短くなることは
国にとっても好都合というものである
長生きする者を減らし、老人たちの寿命を短くしてこそ
国の財政の健全化を図ることができるということか
お年寄りたちよ、お金がなければさっさと死になさいという
そんな国になる日本、老人たちの上の
青空が暗く重いものになるのも
しょうがないというものか・・・・・・
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