2021年06月24日17時34分掲載  無料記事
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市民活動

都庁前で東京オリンピック反対集会 「五輪廃止!」の全世界同時行動を呼びかけ

 東京オリンピック開催反対の集会が23日午後、東京都庁前で行われた。呼びかけたのは、「反五輪の会」など8団体。約100人の参加者は、プラカードや段ボールに「東京五輪は今すぐ返上!」「開催不可!」「オリンピックいらない」「中止だ!東京五輪」などと記し、集会後に新宿繁華街をデモした。外国人青年の「NO OLYMPIC ANYWERE」も。注目すべきは「廃止だ!オリンピック」と、オリンピック自体の廃止を求めていることだ。主催者によると、韓国、パリ、ロサンゼルスでも同様のデモが行われる予定という。オリンピック自体のうさん臭さが世界的に広がっているように感じた。(福島清) 
 
 東京の杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク:NAJAT)の集会呼びかけ文は以下の通り。 
 
東京パンデミック五輪は、観客上限1万人で関係者などは「別枠」、酒類提供の検討、生徒のオリパラ集団観戦など、完全にタガの外れた暴走ぶりです。 
オリンピックはもともと「平和の祭典」ではありません。利権まみれ、野宿者・生活者の排除、原発事故隠し、ジェンダー差別、熱帯林破壊、優生思想、ボランティア搾取、監視強化などなど。コロナ禍でその本質がグロテスクに露呈しています。 
これは間違いなく、かつての侵略戦争と同様の「なぜあの時止められなかったの?」案件です。止めなければ、さらに人が殺されます。 
 
◆オリパラ反対!6・23全国・全世界同時行動呼びかけ 
https://bit.ly/3gKhq2h 
 
★東京では新宿デモ! 
6月23日(水) 
18時 都庁第一庁舎2階(都庁通り)正面玄関前集合 →抗議スタンディング・アピール 
19時 新宿繁華街に向けてデモ出発→アルタ前解散 
 
◆呼びかけ団体 
反五輪の会/オリンピック災害おことわり連絡会/東京にオリンピックはいらないネット/オリンピック終息宣言実行委員会/アジア女性資料センター/ふぇみん婦人民主クラブ/オリンピックの中止を求める松本の会/オリンピックいらない人たちネットワーク(長野) 
 
◆呼びかけ文 
NOlympicDay 
オリンピックは私たちを殺す! 
やらせるものか「犠牲の祭典」6.23新宿デモ 
全国・全世界 同時行動 
 
オリンピック開会式まであと1ヶ月しかない。 
新型コロナのパンデミックはまったく終息が見えないのに、いまだに大会の中止は宣言されていない。 
どれだけオリンピックをやりたいのか、日本政府、東京都。とりわけ、バッハ・国際オリンピック委員会(IOC)会長は「五輪の夢を実現するために、いくらかの犠牲を払うべきだ」とまで言い放った。 
「いくらかの犠牲」とはいったい何だろう? 
いくらかの犠牲とは、 
オリンピックのために動く3兆円を超える金にしがみつく政治家と一部の企業の利益のために、私たちが新型コロナウィルスに感染させられ、入院すらできずに死ぬことだ。 
いくらかの犠牲とは、医師も、看護師も、救急車も、病床も、オリンピックのために私たちから取り上げられることだ。 
いくらかの犠牲とは、公園で暮らしていた人々が追い出され、緑の木々がたった2週間のイベントのために伐り払われることだ。 
いくらかの犠牲とは、IOCの幹部たちが涼しい貴賓席から見下ろす炎天下のスタジアムに、80万人以上の子どもたちが駆りあつめられることだ。 
 
そして「夢」とはなんだろう? 
夢とは、プライベートジェットで飛んできたオリンピック貴族たちが、5つ星ホテルのスイートに私たちの税金(!)で宿泊し、豪勢な晩餐会を2週間続けることだ。 
夢とは、東京大会だけでも5千億円を軽く超える放映権料を、ただの任意団体にすぎないIOCが受け取ることだ。 
夢とは、人々がオリンピックに気を取られている間に、放射能汚染水を海にばらまくことだ。 
 
オリンピックとパラリンピックは私たちを殺す! 
Olympics Kill Us All! 
こんな悪夢はもうたくさんだ。 
 
奇(く)しくも開会式の1ヶ月前の日、6月23日はIOCが定めた「オリンピックデー」なのだという。 
それなら私たちは、これからオリンピックを廃絶するまで、この日を「国際ノーオリンピックデー」#NOlympicDayにしよう。 
まず東京、パリ、LA、そして日本のあちらこちらでデモやスタンディングをして、同時に声をあげよう。 
この「犠牲の祭典」を止められるのは、私たち、そして世界中の人々の声だ。 
やらせるものか、オリンピック。都庁の前に集まろう!それぞれの街で立ち上がろう! 


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