2021年10月14日20時32分掲載
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遺伝子組み換え/ゲノム編集
英国 ゲノム編集小麦の野外試験を承認
英国・ロザムステッド研究所は8月24日、ゲノム編集で開発した低アスパラギン小麦の野外試験が英国政府より許可されたと発表した。パンなどの加熱時に生ずる発がん性のあるアクリルアミドを減らすことが可能になるとしている。この承認を受けて、9月から播種が始まるという。(有機農業ニュースクリップ)
研究責任者によると、今回の野外での試験栽培は、「低アスパラギン小麦を圃場で評価し、圃場環境下で生産された穀物中のアスパラギン濃度を測定すること」を目的としているという。プロジェクトは5年を予定し、戻し交配により組み込み遺伝子を取り除くとしている。英国政府は外来遺伝子を組み込まないゲノム編集作物の規制緩和に向けて動いている。ロザムステッド研究は、こうした動きをにらみつつ、日本や米国などと同様な非遺伝子組み換え作物化を狙っている。
・Rothamsted Research, 2021-8-24
GENOME EDITED WHEAT FIELD TRIAL GETS GO-AHEAD FROM UK GOVERNMENT
https://www.rothamsted.ac.uk/news/genome-edited-wheat-field-trial-gets-go-ahead-uk-government
【関連記事】
・英研究所 ゲノム編集で低アスパラギン小麦 商業化には5年から10年
http://organic-newsclip.info/log/2021/21031107-2.html
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