2022年04月25日20時47分掲載  無料記事
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アジア

ミャンマー鎮魂と世界の平和を祈る、増上寺で 国軍クーデター後の犠牲者1673人に

 ミャンマーの国軍クーデター後に治安部隊の弾圧で命を奪われた人々の鎮魂と世界の平和を祈る催しが4月24日、東京・港区の増上寺で行われた。民主派勢力の国民統一政府(NUG)によると、昨年2月1日から2022年4月11日までの1年2ヶ月に犠牲となった市民は1673人に上る。ミャンマー・ジャポンが報じた。 
 日本ミャンマー友好協会(本部:東京都品川区、藤縄善朗会長)が主催したこのイベントには、雨天にも関わらず多くの在日ミャンマー人や日本人が参加。増上寺の僧侶8人による読経と法話に続きミャンマー人僧侶5人の読経が厳かに執り行われ、参加者は軒下の向拝でキャンドルを囲み合掌した。 
 式典では、ミャンマーNUG(国民統一政府)駐日代表のソー・バ・ラ・ティン氏が挨拶、「命を捧げた全ての英雄に心からご冥福をお祈りするとともに、国軍からの圧力に屈する事なく新しい国作りへの協力をお願いしたい」と訴えた。また、日本ミャンマー議員連盟会長の逢沢一郎衆議院議員、ミャンマーの民主化を支援する議員連盟事務局長の石橋通宏参議院議員、(一社)ミャンマー祭りの安倍昭恵会長からのメッセージがそれぞれ読み上げられた。 
 NUG女性・青年・児童問題担当省の4月20日の発表によると、国軍兵士や警察隊の攻撃などにより死亡した市民1673人のうち女性が156人、子どもが133人だった。Radio Free Asiaが4月22日に伝えた。 


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