2022年04月26日21時31分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=202204262131102

欧州

アムネスティがマクロン大統領に人権の保護を優先するよう呼びかける

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、極右のライバルであるマリーヌ・ル・ペンを日曜日に破って再選されたフランスのエマニュエル・マクロン大統領に対し、2期目の任期で人権の保護を優先するよう呼び掛けた。Middle east monitorが4月26日に伝えた。(大野和興) 
 
「マクロン大統領の最初の任期は人権の模範とはほど遠いものであり、アムネスティ・インターナショナルは彼の2期目を通して、大統領の政策が基本的権利と国際法を尊重することを要求し続けるだろう」とマクロンの勝利が発表された直後、アムネスティの権利監視人は述べた。 
 
アムネスティは、ヨーロッパの国が人権を守ることができなかった例として、国境でのフランスの難民の扱い、「危険なほど曖昧な」テロ対策法、サウジアラビアとアラブ首長国連邦への武器の販売を提起しているた。 
 
昨年12月、フランスの大統領とアブダビの皇太子シェイク・アル・ナヒャン は 、ラファエラ戦闘機の史上最大の大量注文である192億ドルの武器取引に署名した。いくつかの市民社会組織 がパリの行政裁判所に 、サウジアラビアとアラブ首長国連邦へのフランス政府の武器販売に対して訴訟を起こしている。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。