2022年05月24日15時46分掲載
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アジア
自衛隊で訓練受けたミャンマー空軍中佐、マグウェ空爆などに関与か
米国に拠点を置く国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」とミャンマーの人権団体「ジャスティス・フォー・ミャンマー(JFM)」は5月23日、ミャンマー中部のマグウェ管区における空爆に関与したミャンマー空軍中佐が、かつて日本で軍事訓練を受けていたことを明らかにした。ミャンマー・ジャポンが報じた。
防衛省と全国防衛協会連合会の資料によると、ミャンマー空軍中佐のラン・モウ氏は2016年8月から2017年3月にかけて日本に留学し、航空自衛隊幹部学校で訓練を受けた。現地メディアによると、ラン・モウ氏はミャンマーで副司令官を務めており、事情に詳しい2人の関係筋によると同氏はマグウェ空軍基地に所属しているという。
2021年2月の軍事クーデター以降、マグウェ管区では空爆や地上戦を含む激しい戦闘が行われ、5万人以上の民間人が避難を余儀なくされた。報道によると、ミャンマー国軍はマグウェで無差別空爆の可能性を含む略式処刑、放火などの残虐行為を行ったとされている。
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