2022年06月28日16時31分掲載
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アジア
ASEAN特使がスーチー氏の独房収監に懸念 「元の軟禁先に戻せ」と軍評議会に要求
東南アジア諸国連合(ASEAN)のミャンマー問題特使プラク・ソコン氏(カンボジア副首相兼外相)は、独房に収監されたアウンサンスーチー国家顧問を元の軟禁先に戻すよう軍評議会へ要求した。Radio Free Asiaの6月27日の報道をミャンマージャポンが伝えた。
カンボジア外務省によると、スーチー氏が首都ネピドーの軟禁先から刑務所敷地内の独房に移送された事についてASEANが懸念しており、プラク・ソコン氏が元の軟禁先に戻すよう軍評議会のワナマウンルイン外相に要求したという。
プラク・ソコン氏は、6月29日に2回目となるミャンマーへの訪問を予定しており、スーチー氏ら民主派要人との面会や暴力の即時停止やすべての勢力が参加する協議の開催、人道支援などについて話し合いを行いたいとしている。
軍評議会 報道官のゾーミントゥン少将は「罪を犯し起訴され裁判中の被告に面会を許可するような国はどこにもない。今回の訪問でも面会することは不可能だ」とコメントしている。
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