2022年07月23日10時18分掲載
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難民
入管闘争市民連合がUNHCRに申し入れ 私たちのことをちゃんと見て
入管問題に取り組む市民と学生らで構成される「入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合」(入管闘争市民連合)は、7月15日に都内の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所に赴き、同事務所関係者に質問書を手渡した。
質問書では、UNHCRの元職員による「難民認定制度が単純労働者の受入れチャンネルになっている」「申請者が増えると認定率が下がり、ますます真の難民は日本に来なくなる」等の見解について、「具体的な根拠が示されておらず、事実に反する」とし、これがUNHCRの公式見解であるか否かを尋ねている。
申し入れに赴いたミャンマー出身で仮放免者の会のミョーさんは、「難民申請をしている人たちは、日本に助けを求めて来ている。私たちのことをちゃんと見てほしい」と、難民申請者としての思いを口にした。また、ナイジェリア出身のエリザベスさんは、「牛久入管に収容されているパキスタン出身の人は36年間日本にいるのにビザが出ない」と、難民申請者の過酷な現状に触れつつ、一刻も早くビザが出されるよう「一緒に頑張ってほしい」と語った。
入管闘争市民連合関係者は、「質問書への回答がない場合、UNHCRに回答を促していく」と述べている。
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