2022年08月08日17時30分掲載
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アジア
「安倍元首相の国葬に軍評議会を招くな」在日ミャンマー人らが外務省に申し入れ
在日ミャンマー人らが安倍元首相の国葬に軍評議会の代表者を招待しないよう、日本の外務省に対して申し入れた。DVB Burmese Newsの報道をミャンマージャポンが伝えた。
在日ミャンマー人らのグループは8月5日、外務省前に集まり「軍評議会の代表者を国葬に招くな」とシュプレヒコールをあげた。その後、元駐日ミャンマー大使館1等書記官のアウンソーモー氏ら4人が外務省南東アジア課の担当者と面会して要望を伝えた。
デモに参加したミャンマー人は「1989年の国軍のクーデター後、日本が最初に軍事政権を承認したという苦い経験がある。日本政府には、市民を虐殺し続ける軍評議会の代表者を招待するようなことは絶対にしないでほしい。もし招待するようなことがあったら、今後ミャンマー国民の日本に対する見方が変わるだろう」とコメントした。
また東南アジア諸国連合(ASEAN)は同日、カンボジアの首都プノンペンで開催された外相会議で、「暴力の停止」などASEANとの合意を守らないミャンマー国軍への「深い失望」を共同声明で表明した。
会議に先立つ7月下旬、国軍はASEANの忠告を無視て民主活動家ら4人の死刑を執行、国軍は今回の会議に招待されなかった。
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