2022年10月21日10時40分掲載
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アジア
ミャンマーの平和のために 「ミャンマーの平和を創る会」発足
ミャンマー国軍による軍事作戦が継続的に行われ、国外避難民が増え続ける中、9月18日に在日ミャンマー人と日本人の有志が、在日ミャンマー人留学生や技能実習生の支援などに取り組む団体を立ち上げた。団体名は、ミャンマーが一刻も早く平和になるようにと、「ミャンマーの平和を創る会」(創る会)と名付けられた。すでに、在日ミャンマー人留学生や技能実習生の実状を把握するためのアンケート調査をオンラインで実施しており、これに多くの回答が寄せられているという。第一次調査は締め切られてはいるものの、今後も以下のGoogle formで個別に相談を受け付けている。https://forms.gle/hLAwACi5d4LZGgSSA
創る会立ち上げメンバーの男性は、「ミャンマー国軍による弾圧が続く中で、先が見えずに苦しんでいるミャンマー人の若者が日本全国にいる。そのような人たちを支援しつつ、今の制度の問題点も指摘していきたい」と語った。
以下、設立の案内↓
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この度、ミャンマーでの平和の実現を願い、在日ミャンマー人と日本人有志で「ミャンマーの平和を創る会(チィチィキンキン)」を立ち上げました。
※「チィチィキンキン」とは、ミャンマー語で「仲良し」という意味です。「争いや闘うことなく、皆で仲良く平和な社会を創っていきましょう。そのため私たちも出来ることを精一杯頑張りたい!」という思いを込めて、団体名を選びました。
2021年2月の軍によるクーデター以降、ミャンマーの状況は深刻さを増しています。2022年8月現在、6万4000人が難民となり隣国へ逃れ、124万人以上が国内で避難を強いられています(UNHCR推計)。1日100円未満で暮らす貧困層が増える中、国際社会からも公的な支援が行き届いていない状況です。
また、母国で学ぶ機会を失い、夢や希望を持てないまま、家族や自分の将来のため海外に出るミャンマーの若者が急増しています。
そこで私たちは、日本で暮らすミャンマーの若者の夢実現と、ミャンマー社会の平和と安寧の回復を目指す活動を通じて、ミャンマーの未来を作っていきたいという思いから、自分たちのできることに取り組もうと決心しました。
自分たちの未来は自分たちで創り上げなければなりません。
今後、当団体として以下の3つのことを柱に活動していきます。
当面の取り組み
1)留学生/実習生支援
2)人道支援
3)ミャンマー支援の和を広げる啓蒙活動
以下のメンバーで活動を始めます。
・根本 敬(上智大学 教授)
・今村 真央(山形大学 教授)
・中尾 恵子(日本ビルマ救援センター 代表)
・熊澤 新(行政書士)
・亀山 仁(写真家)
・石川 航(東京外国語大学院生)
・Ei Min Thu Thu (在日ミャンマー人)
・大槻 美咲(在日ミャンマー人)
ミャンマーのため精いっぱい頑張って参ります。どうぞ当団体をよろしくお願い致します。
◆お問い合わせ先
E mail: kagayakumirai0813@gmail.com
TEL:080ー3213ー846
〈Facebook〉https://www.facebook.com/profile.php?id=100086267839747
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