2023年01月29日05時47分掲載  無料記事
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入管

<入管法改定案に反対> 「生きる権利を認めて」 国会前で若者らが抗議

 政府が今国会に提出予定の入管法改定案に反対するため、27日夜に国会前に若者らが集まって抗議活動に取り組んだ。寒空の中、約80人が「入管法改悪反対」「難民を収容・送還するな」と書かれたプラカードを掲げ、「これ以上、日本社会で一緒に生きている外国籍の仲間を差別するな」と声を上げた。 
 
 若者の労働・貧困問題に取り組むNPO法人POSSEの田所真理子ジェイさんは、「今回の入管法改悪法案が国会を通ったら、多くの命が奪われることになる」とし、強制送還により命の危険に晒され得る外国籍の人々の生きる権利を尊重するように求めた。また、差別に反対する運動に取り組むMoving Beyond Hateのトミー長谷川さんは、「おかしいことに対しては、おかしいと言っていくことが大事」と、入管施設内における差別の実態を報告しつつ、このような外国籍の人々に対する差別をなくしていく必要性があるとした。 
 
 政府が今国会に提出予定の入管法改定案は、難民申請中の強制送還を可能にするなど、2021年に廃案となった法案の骨格を維持するといわれる。これに、一昨年の法案廃案時に高校生として声を上げた国際基督教大学2年の宮島ヨハナさんは「絶対にこれ以上、人権侵害を起こしてはいけない」と強く訴えた。 
 
 主催した市民団体「入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合」(入管闘争市民連合)では、今後も毎週金曜日に国会前での抗議活動を予定している。2月23日には全国一斉アクションも行う。難民支援や外国人労働者の支援に取り組む市民団体BONDで活動する女性は、「2年前と何も状況は変わっていない。私たちが反対する気持ちも変わっていない」とし、声を上げ続けることで、法案の提出を阻止していく意思を示した。 
 
 
「入管闘争市民連合」Twitterアカウント↓https://twitter.com/nyukan_alliance 
「BOND」Twitterアカウント↓https://twitter.com/nanmin_bond 
「POSSE」Twitterアカウント↓https://twitter.com/posse_volunteer?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor 


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