2023年01月30日20時28分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎発】速報です  関西電力高浜原発4号機が自動停止  中性子束異常低のスクラムか  山崎久隆

 速報です。NHKなどが一斉に報じました。原子力規制庁によると、30日午後に関西電力の高浜原発4号機で、原子炉内の中性子量が急激に減少したという異常を知らせる信号が出て原子炉が自動停止ました。今のところ核燃料の冷却に問題はないということで、関電と原子力規制庁が原因を調べているということです。 
 
 原子力規制庁によると、30日午後3時20分ごろ原子炉が自動停止しました。高浜原発4号機は去年11月に起動し、12月から営業運転に入ったばかり。岸田首相による「再稼働を進める」とした9基の原発のうちの1基。 
 原発は、こうした急激な停止が起こり得ること、これにより90万キロワットの電源が一瞬にして失われること。もし、需給ぎりぎりで運営していたら広域停電を引き起こす可能性があることが実証されました。 
 
 これで、再稼働した原発のうち、実にのべ5回目の異常です。高浜4号では2回目になります。他はスクラムしたわけではありませんが、運転開始が遅れるなどの影響が出ています。 
 高浜4号機は、10月21日に加圧器逃がし弁出口温度高の警報が出て再稼働を延期しています。これとの関連性が懸念されます。 
 
(たんぽぽ舎共同代表) 
 
 
関係報道 
「関西電力 高浜原発4号機が自動停止 中性子量が急減の異常信号」 
1月30日18時26分「NHK NEWS WEB」 
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230130/k10013965291000.html 


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