2023年03月01日17時26分掲載
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コラム
貴重な才能と労力が政治の変革とは無縁の場所に集中
昨今、書店に行って感じるのは、総体的にノンフィクションがぱっとしなくて、様々なタイプのフィクションや漫画が花盛りという印象です。ノンフィクション、すなわち現実における真実の探求に割かれているエネルギーは少ない、という印象を受けます。そのことが、政治における腐敗の是正や政治変革への可能性を乏しくしているのです。ファンタジーの中でどれほど様々な物語が構築され、人々の胸を打ったとしても、政治の場で変革を行わない限り、何一つ現実は動きません。むしろ、現実における改革への芽を摘み取るような形でのファンタジーの台頭であれば、エスケイプでしかありません。
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