2023年03月12日20時33分掲載
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アジア
当局に逮捕された香港の市民活動家鄧燕娥さん、すべてを没収の上保釈
香港当局に逮捕されていた市民・労働運動の活動家鄧燕娥さん(エリザベス・タン)が(本紙既報)、逮捕から2日後の11日午後保釈された。オルタ・グローバリゼーション運動の市民組織ATTAC首都圏が現地報道をもとに伝えた。(大野和興)
◆鄧燕娥さん保釈金20万元で保釈:「逮捕に困惑している」
香港の民主派ナショナルセンターHKCTU(2021年10月解散)の役員やアジア・モニタリング・リソース・センターの代表を務めていた鄧燕娥さん(エリザベス・タン)が3月9日に逮捕され、2日後の3月11日に保釈された。鄧燕娥さんは、HKCTU書記長や支聯会(天安門事件の解決に取り組む香港市民連合)の代表などを務めた李卓人(国安法違反容疑等で2年以上勾留されている)のパートナーで、拘留中の李卓人さんの面会に訪れた3月9日、面会後の赤柱刑務所の外で国家安全維持処の職員に逮捕された。
容疑は「海外の勢力と結託して国家安全に危害を及ぼした」という国家安全法違反。2日後の3月11日に保釈金20万元を支払って保釈されたが、旅券などを一時没収されており、香港を離れることはできない。
鄧燕娥さんは11日午後に灣仔警察署から解放。HKCTUの最後の委員長を務めた黃迺元や副委員長の鄧建華ら旧メンバーらが出迎えた。パスポート、携帯電話、銀行カード、クレジットカードなどが差し押さえられ、来週3月17日に再度出頭しなければならない。
「家族との面会のために海外から香港にもどってきたが、逮捕には困惑している」と語った。
まさか自分も逮捕されるとは思っていなかったという。これまで労働者の権利や労働組合のために活動してきたが、それが何の罪を犯したことになるのか、さらにはどのような国家の安全を脅かしたのか、まったく分からないと話している。警察からは容疑に関する具体的な内容は話されなかったという。
報道全文や保釈時の写真はこちらから
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