2023年03月16日13時58分掲載  無料記事
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アジア

在日ミャンマー人、日本ミャンマー協会前で抗議デモ 「渡邊会長は国軍の共犯者」

 日本ミャンマー協会長の渡邉秀央元郵政相と同協会最高顧問の麻生太郎元首相が2月、ミャンマー国軍のミンアウンフライン総司令官から名誉称号と勲章を贈られたことに抗議するため、在日ミャンマー人らは14日、日本ミャンマー協会前(千代田区)で緊急抗議デモを実施した。主催は、在日ミャンマー人コミュニティ。 
 
 日本ミャンマー協会前に集まった在日ミャンマー人たちは、「ミャンマー国民の気持ちに寄り添わない日本ミャンマー協会はいらない」、「ミャンマークーデターに沈黙している日本ミャンマー協会を強く非難します」といったプラカードを掲げ、同協会が入居するビルに向かって「日本ミャンマー協会は暴力ミャンマー軍評議会の共犯者だ!」、「ミャンマー軍評議会から名誉称号と勲章を受けたことの恥を知れ!」などと抗議の声を上げた。 
 
 抗議デモを呼びかけた在日ミャンマー人のミンスイさん(在日ビルマ市民労働組合会長)は「ミャンマー国軍から表彰された渡邉会長は国軍の共犯者だ」と語気を強めた。 
 
 また、ミャンマー支援に取り組む日本の大学院生は「渡邉会長は先日、(ミャンマー国軍から)勲章を受けたとの報道があったが、血にまみれた表彰を受けたところで、虐殺をしている人間に加担しているに過ぎない。このままだと、日本はミャンマー軍に加担している“人殺しの国家”と同じだ」とし、「日本ミャンマー協会、そして渡邉会長には一切の“ミャンマー外交”から退いてもらいたい」と訴えた。 


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