2023年05月04日07時08分掲載
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憲法
改憲NO 有明防災公園で憲法大集会
憲法が施行されてから76年となる5月3日、東京江東区の有明防災公園で「あらたな戦前にさせない!守ろう平和と命とくらし2023憲法大集会」が開催され、約25,000人(主催者発表)が参加した。参加者は青空の下でプラカードを掲げながら、「憲法改悪反対」「大軍拡反対」と声を上げた。
集会では、総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんが、「ロシアの侵略戦争にかこつけて、岸田政権は軍事力を一気に強めようとしている。来年の9月までに(改憲のための)国民投票を終えると言った岸田政権と対決し、これを阻止しなければならない」と訴えた。
また、新潟から駆けつけた市民連合の佐々木寛さんは、「長い間に格差と不平等が拡大して、いつのまにか戦争に巻き込まれようとしている。私たちは非暴力の力で、これを押し返さないといけない」と話した。
さらに、立憲野党から国会議員も参加。立憲民主党の西村智奈美代表代行は、「立憲民主党は、政府に権限を集中させるような改憲は不要だと考えている。時の政権が国会中心主義に対する重大な侵害を繰り返していることは問題だ」とした上で、「憲法を守らない政権に改憲を発議する資格はない」と述べた。
また、日本共産党の志位和夫委員長は、岸田政権が進めている軍拡に対して、「日本を守るためと言っているが、大嘘である」とした上で、「戦争を絶対に起こさないようにするために、あらゆる知恵と力を尽くすのが、政治の責任だ」と語った。
集会の最後には、憲法共同センターの小田川義和さんが、「政府の言うことを頭から信じてしまったら、戦争の道に引きずり込まれてしまう。軍拡の嘘、改憲の嘘を知り、広めることで、私たちの力を使う条件を高めていこう」と呼びかけた。
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