2023年06月29日10時54分掲載
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国際
ワグネル傭兵部隊創設者の反乱に関し、国防軍のセルゲイ・スロヴィキン将軍が逮捕される
プリゴジン氏の背後にいると目された国防軍のセルゲイ・スロヴィキン(Sergei Surovikin)将軍*が逮捕された。前のウクライナ侵攻軍の最高司令官であり、プリゴジン氏が尊敬していた軍人であり、セルゲイ・ショイグ国防大臣とは異なる立場にあった。このスロヴィキン将軍については、米諜報部はプリゴジン氏が反乱を実行する前にその情報をつかんでいたと見ている。
ドイツのDWの報道から。
Claims of Russian General Sergei Surovikin's arrest in connection to Wagner uprising | DW News
https://www.youtube.com/watch?v=fMVNbajPtFY
うがった見方になるだろうが、このスロヴィキン将軍は情け知らずと怖れられるも、軍人としてはできる将軍らしく、プーチンの釣り仲間で軍人経験の乏しいショイグ国防大臣よりはよほど強力な人材だったようである。ウクライナだけでなく、シリアにおいてもNATOの手ごわい敵だったらしい。ということで、NATO側が敵の戦力をそぐために、スロヴィキン将軍をプーチンに粛清させるべく、情報戦をしかけている、という見方もできるかもしれない。
*インドの報道から
スロヴィキン氏は、ロシアのシリア軍事介入を率いた将軍であり、怖れられた軍人のようであり、後にウクライナ侵攻後にプーチンの抜擢で、ウクライナ侵攻軍の最高司令官となった。しかし、今年1月に解任されている。
https://www.youtube.com/watch?v=2r5DLK3f_sI
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