2023年09月15日17時19分掲載
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アジア
ミャンマー民主化運動指導者スーチー氏に命の危機 NLDが非難、国連が治療と釈放要求
ミャンマーの最大政党、国民民主連盟(NLD)は14日、民主化運動指導者アウンサンスーチー氏に医療や食事が適切に与えられておらず、命が危険にさらされているとして軍評議会(SAC)を非難した。スーチー氏は一時衰弱して十分な食事が取れず、歩行困難な状態に陥ったという。また、担当弁護士らと8か月以上にわたり面会できておらず、適切な医療を受けられない状況が続いている。Radio Free Asiaの報道をミャンマージャポンが伝えた。
スーチー氏は2021年2月の国軍クーデターで拘束され、今年7月には収監されている刑務所から、要人が使用する政府施設に移送されたとの報道もあったが、情報が錯綜し正確な状況は確認出来ていない。
NLDは声明で、「スーチー氏の命が危険にさらされている。万が一の事態が起きた場合、全責任はSACにある」と強く非難した。
国連のファルハン・ハク副報道官は6日、スーチー氏の治療と釈放を要求した。ハク氏は、 「スーチーの健康状態を憂慮している。逮捕・拘留されている者は、基本的人権である医療を受けられなければならない」と述べた。その上で、スーチー氏をはじめとするNLDの幹部を釈放するよう要求した。
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